＜サッカー女子　日本・韓国＞後半、試合に臨む山下（中）（撮影・西海健太郎）

　◇サッカー女子　国際親善試合　日本4―0韓国（2024年10月26日　国立） 　世界ランク7位の女子日本代表「なでしこジャパン」はパリ五輪後初となる国際親善試合で韓国（同19位）に4―0で快勝した。 【写真あり】影山優佳　「アツい試合観戦も楽しかった」英マンチェスター訪れなでしこ戦士と仲良し3ショット 　GK山下杏也加（29＝マンチェスター・シティ）はキャプテンマークを巻いてフル出場した。「キャプテンの性格や行い、そういうのに対象外だったので自分でいいのかなと。今までずっと紗希さん（熊谷）に甘えていたというか。それを自覚しなきゃいけないなと再確認した」と重責を担った90分間を振り返った。 　主将は熊谷が17年から長く務めてきたが、1試合限りの体制で臨んだ韓国戦で、佐々木則夫監督代行は山下を指名した。伝えられたのは前日25日の練習前。主審とのコミュニケーションを心配した山下は「英語しゃべれないですよ」と返答したが、「そんなこと関係ない」「経験を積ませたい」と言葉をかけられたという。佐々木監督代行は試合後の会見で「キャプテンとしての重責の中でプレーさせることも、もう一つステップアップするきっかけになってほしい。選手を束ねる中で言葉でコントロールできる経験をさせたかった」と抜てきした理由を明かした。 　年内決定を目指す新監督の下、来春には新体制での活動がスタートする。山下は「1回きりだと思う」と控えめだったが、「自分がすべきことをいつもすればいいというイメージ」と立場にとらわれずにチームに尽くす考えを示した。