ライトウェイトの原点へ マツダ新型「ロードスター」発表
THE PAGE
マツダは20日、4代目となる新型「ロードスター」を21日から発売すると発表した。10年ぶりとなるフルモデルチェンジで、徹底的な軽量化に努め、もっとも軽いモデルでは1000キロを切る車重を実現。ライトウェイトスポーツの原点を現代に体現することに挑んだ。
マツダのブランドアイコンで“魂”
ロードスターは小型2人乗りオープンカーで1989年のデビュー以来、4代目の登場となる。20日に行われた新型ロードスター発表会で、同社の小飼雅道社長は「(初代モデルのキャッチフレーズのように)『だれもが、しあわせになる』車だと確信している」と胸を張った。 開発主査の山本修弘氏は「ロードスターはマツダのブランドアイコンであり、“魂”である」と、マツダブランドの「人馬一体」の元祖となった同車を評価。初代モデルのライトウェイトスポーツの原点に近づけるべく、徹底した軽量化に取り組み、新型モデルの車両重量は990キロ~1060キロと、仕様によっては先代モデルより100キロ以上の大幅な軽量化を果した。フロントフェンダーなど各所にアルミを使用したり、ボディの溶接箇所で波型カットを採用したりして、「1グラムでも削減できないか」とエンジニアらが執念を燃やした成果だという。ボディサイズも歴代でもっともコンパクトだ。 直噴1.5リッターエンジンの「SKYACTIVーG 1.5」をフロントミッドシップに搭載している。価格は249万4800円~314万2800円(消費税込み)。既に3000台を超す予約を受けているという。