たくさん課金した人が偉い…「推し活」ブームの裏で起こるトラブルの実態。ファン同士のいさかい、自己破産も
世界情勢の変化でネット中心の推し活が主流に?
最後に今後の推し活トレンドを伺うと「世界情勢によって推し活の仕方が大きく変わる可能性がある」と間野さんは言う。 「ウクライナ情勢やアメリカ大統領選挙の動向次第で、日本の社会も大きく変わる可能性があると思っています。そう捉えると、今の推し活スタイルが10年も20年も続く見込みがなく、ネットを使った推し活が主流になってくるのではと予測しています。 加えて、グッズ代やイベント時の人件費、会場代、チケット代なども高騰しており、必然的に値上がりすれば生活も苦しくなってしまうため、今後はリアルの推し活機会が減ってくるかもしれません」 日常に「潤い」や「彩り」をもたらしてくれる推し活も、行き過ぎてしまえば身も心もすり減ってしまう。“推し疲れ”しないように、自分のキャパシティを考えながら楽しむのがいいかもしれない。 <取材・文・写真(人物)/古田島大介> 【古田島大介】 1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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