年収200万円ですが…憧れの「アルファード」を購入するには早すぎますか?
比較的年収の高い中高年を中心に人気の高い「アルファード」。ワンランク上のミニバンを求めるファミリー層を主なターゲットとする車種ですが、実は若者の間でも人気が高いようです。 しかし社会人になって間もない若者の中には「年収は200万円なのでアルファードを購入するには早すぎるのでは? 」と迷っている方もいらっしゃるでしょう。今回は、年収がある程度限られている場合でも、憧れのアルファードは購入できるのか、無理なく購入するためのポイントとともにご紹介します。
若者にも人気の「アルファード」の車両価格は?
トヨタ「アルファード 価格・グレード」によると、アルファードの価格帯は540万~872万円で、グレードごとの車両価格は以下の通りです(2023年12月時点)。 ●Executive Lounge(ハイブリッド車 2WD):850万円 ●Executive Lounge(ハイブリッド車 E-Four):872万円 ●Z(ハイブリッド車 2WD):620万円 ●Z(ハイブリッド車 E-Four):642万円 ●Z(ガソリン車 2WD):540万円 ●Z(ガソリン車 4WD):559万8000円 ※すべて税込み価格です
年収200万円でもローンは組める? 毎月の返済額をシミュレーション
グレードのなかで最も車両価格が安いアルファードZ(ガソリン車2WD)をローンで購入する場合の見積もりシミュレーションをご紹介します。一括購入の場合、税金・諸費用を合わせて支払総額は570万2850円です。税金・諸費用30万2850円を一括で支払って、車両価格の540万円を借入額としてローンを組むと、毎月の返済額は表1の通りです。 表1
なお、ボーナス払いはしないものとします。 ※JAバンク「マイカーローン返済シミュレーション」をもとに筆者作成 金利や借入期間に応じて、毎月の返済額は大きく異なります。年収200万円の方は、低金利かつ借入期間を長くすることで、アルファードを購入できる可能性があります。
年収200万円で無理なくアルファードを購入するためのポイント
同じ年収200万円でも、お住まいの地域やライフスタイルなどによって生活に必要なコストは異なります。車を所有する場合は、メンテナンスなど車にかかる出費も増えるため、ローンの返済額が高いと家計の負担になることも考えられます。年収に限りのある場合でも無理なくアルファードを購入するポイントは、以下の2つです。 ・頭金を用意する 頭金としてまとまった金額を用意することで、ローンの借入額を減らせます。例えば借入額が540万円で、金利2%で10年ローンを組んだ場合、毎月の返済額は4万9687円です。頭金を100万円用意して借入額を440万円にすると、同じ金利で毎月の返済額は4万485円になり、9202円の差が出ます。 ・残価設定型プランで購入する 車両価格の一部を残価として据え置くことで、毎月の返済額を抑えられるプランがあります。契約満了後は「車を返却する」「新しい車に乗り換える」「残額の支払いをして車を買い上げる」の3つのプランを選びます。ただ、いくつか条件がありますので詳しくは店頭またはネットでお確かめください。