投資詐欺事件として捜査している帯広警察署

　8月下旬から12月中旬にかけて、60代の男性がＳＮＳを通じて知り合った女に投資を持ちかけられ、約4000万円をだまし取られました。 警察によりますと、十勝総合振興局管内に住む60代の男性は、ことし8月下旬にインスタグラムのダイレクトメッセージを通じて知り合ったファッションデザイナーを名乗る女から「ドルを貯蓄すれば利益を受け取れる」「ドルと同じ価値を持つ暗号資産を買うのが良い」と持ちかけられました。 その後、投資用のサイトへ誘導され、暗号資産や仮想通貨を購入したということです。 サイト上では、儲けが出たように表示されたため、男性は換金しようとしましたが、オンラインカスタマーサービスの職員を名乗る別の人物から「引き出し手数料が必要」などと指示を受け、11回にわたり、暗号資産合計約3980万円分を購入して送金しました。 不審に思った男性が、18日、警察に「儲けもあるし、下ろしたいけど手数料ばかり払わされている」と相談したところ、だまされていたことがわかったということです。 警察は、ＳＮＳで知り合った相手から投資や送金を求められた場合は詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼び掛けています。