『大カプコン展』春麗のリアルすぎ石膏像お披露目 キャラと一緒に入場&貴重な“流儀・古文書”も公開へ【内容発表】
大阪中之島美術館(大阪市北区)で来年3月から開かれる『大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション』(主催:大阪中之島美術館、読売新聞社、特別協力:カプコン)の記者発表会が20日、同所で実施され、展示内容などの概要が明らかになった。 【写真】スゲー!春麗の石膏像も登場 カプコン・プロデューサーの牧野泰之氏は、サブタイトル「世界を魅了するゲームクリエイション」について「ゲーム開発の裏側、情熱をどう見せるねん」という思いを込めたと説明。キービジュアルには、ドット絵やCGの表現が取り入れられた。その意図を「アナログ原画・手書き資料が主軸の原画展とは少々赴きが異なります」とスライドで示すとともに、牧野氏は「少々」を「だいぶ」と言い換えた。 展示は大きく4つのエリアとなる。「ROUND1」は「カプコンが見たゲームクロニコル」とし、カプコンの歴史を振り返る。冒頭は、ゲームの人気キャラクターが大行進する約16メートルの新作アニメーションになり、来場者は“推しキャラ”と一緒に入場する感覚が味わえる。 「ROUND2」は「テクノロジー×アート×アイデア」をひもとく。「ドット絵の流儀」では、ドット絵を描く際にあった色の制約などが明かされる。この日は、『ロックマン』の「同じステージの敵キャラが似たようなカラーだった」理由や、メインキャラのロックマンはリッチな色づかいで「顔は別パーツ的に管理されていた」などが語られた。 「ROUND3」は「カプコンが生み出す比類なきファンタジー」と題し、架空のキャラにリアリティーを持たせる「カプコンらしさ」を紹介。『ストリートファイター』の春麗を石膏像で展示し、プロジェクションマッピングで彩色して立体的に披露する。 そして最後の「BONUS STAGE」は「体験するゲームクリエイション」として、ドット打ち体験やモーションキャプチャーのモデル体験ができる。 歴代ゲームのハードやソフトだけでなく、仕様書・企画書などの“古文書”も多数展示予定で、仕様書などは「初公開が8割以上になるはず」という。牧野氏は「3世代で楽しんでもらいたい」と呼びかけた。来年3月20日~6月22日に開催。