広島市の道路陥没事故、機械操作も工法も「問題なかった」 業者と市が報告
広島市西区福島町で発生した市道陥没事故で、市は15日、現場地下の雨水管整備工事を受注した業者側が、使っていた大型掘削機の操作に関し「問題なかった」と説明していると明らかにした。市は工法も「適切だった」としている。 【画像】陥没した市道交差点 市は地下約30メートルでの雨水管工事と事故の因果関係を認めているが、担当者は市議会決算特別委員会で「受注者からマシンの運転操作に問題なかったと聞いている」と報告。土質が玉石混じりの砂れき層のため、比較的大きな玉石にも対応できる「泥土圧式シールド工法」を採用したとした。 現場が太田川放水路の建設に伴い埋め立てられた旧福島川沿いにある点も質疑。河床は地下5~6メートルほどだったとみられ「掘削する深さと、河床は十分離れている。事前のボーリング調査で土質を確認し、工事する上でリスクにはならないと判断している」と述べた。
中国新聞社