理事の半数が女性に 長崎・学校法人鶴鳴学園、女子高や女子短大など運営
長崎市の長崎女子高や長崎女子短大を運営する学校法人鶴鳴学園(同市、橋本剛理事長)は10日、理事8人の半数を女性にしたと発表した。3月末時点では全員男性だった。同法人は「全国的に見ても高い水準と考えられ、女性の育成を主眼とする本学園にふさわしい陣容」としている。 法人運営の意思決定の場に多様な視点を取り入れ、男女が共に活躍する社会の推進を後押しする狙い。10月1日に開いた理事会で決めた。再任を含む女性4人が理事に就任し、平均年齢も54歳と20歳若返った。 女性理事は新任が▽日比谷松本楼(東京)社長の小坂文乃さん▽グローバルトラストネットワークス(同)グローバル人材部マネジャーの大宮綾佳さん▽九州大男女共同参画推進室教授の河野銀子さん-の3人。4月から同短大付属幼稚園園長も務める大原万里亜さんが再任。いずれも任期は10月1日から2年。 橋本理事長は「各分野で活躍しており、学生にとってもロールモデルになる。経験や知見を教育プログラムにも取り入れるとともに、それぞれが持つネットワークで学生の活動を後押ししてもらえたら」と話した。