夏の甲子園で輝いた…プロ入りしなかった天才(3)高卒プロ志望なら”ドラ1”も…?
プロ野球で活躍する選手の中には、甲子園大会で鮮烈な印象を残し、高校時代の輝きをそのまま放ち続ける選手がいる。一方で、聖地で見事な活躍を見せながらもNPBには進まなかった選手も少なくない。そこで今回は、プロ入りはしなかったが夏の甲子園で輝いた天才を紹介する。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
吉永健太朗
出身校:日大三(西東京) 投打:右投右打 生年月日:1993年10月13日 甲子園優勝投手としてプロからも大きな注目を集めた吉永健太朗。ただ、結果的にプロの世界へ進むことはなかった。 中学時代からピッチャーで才能を発揮した吉永は、日大三に入学してシンカーを習得すると、2年秋から背番号「1」を背負う存在になった。 甲子園では通算9勝を挙げ、2011年夏は高山俊(現:阪神)や横尾俊建(現:楽天)らとともに全国制覇を成し遂げた。 しかし、吉永自身はプロ志望届を出さず、早稲田大学に進学。1年春からタイトルを獲得する活躍を見せたが、その後は故障に苦しみ、本来のピッチングが影を潜めてしまった。 大学卒業後は社会人の強豪・JR東日本に進んだものの、4年間で現役引退を決断した。
ベースボールチャンネル編集部