「仕事の納期をいつも守れない部下」に振り回されるなら…上司がすべき「注意よりも効果的なこと」
ゴールまでのレールを敷くサポートをする
その後、週に一度、一緒に進捗確認をしたり、催促のメールを出す時間を設けたりしたところ、わずか数カ月で上司のサポートなしでメールを出せるようになりました。 そして、結果的に仕事の納期を守れるようになったのです。 とくに、新入社員、初心者、子どもの場合、経験値不足が原因で作業のシミュレーションや逆算ができず、期限の見通しが甘くなりがちです。 仕事以外の例で言えば、子どもの夏休みの宿題や、めったに家事をしないパートナーに家事を頼む際の段取りなどもこれにあたります。その場合は、作業を細分化してつまずくポイントを特定したうえで、ゴールまでのレールを敷くサポートをすると効果的です。 ・作業の細分化:この作業を終わらせるには、要するに〇〇と△△と××をすればいい ・段取り:まずどこから着手すればいいのか? ・時間の見積もり:何をいつまでに着手すれば期限に間に合うか? 以上3点を明示したあと、本人に取り組んでもらいます。その際、つまずくところがあったら、一緒にやるか、そばで見守るようにしてください。
大平 信孝(メンタルコーチ)