仮想通貨が不正流出 ビットポイントが会見(全文1)顧客資産の13%が被害に
今後、どのようにして他所と安全面の情報共有を図るのか
あたらしい経済:すいません、幻冬舎の「あたらしい経済」というメディアを運営しております竹田と申します。よろしくお願いします。質問は1点で、今回、仮想通貨取引所というものはユーザーとの、まず仮想通貨との初めての接点のケースがすごく多くて、重要な場所だなと思っています。その上で、業界を今後盛り上げていく上で、そこの安全性というところはすごく大事で、1社だけでセキュリティーの部分を、さまざま、外の情報なども保持しながらも、外との仮想通貨取引所としっかりと今後も、今までもやってこなければいけないのかなと思っていて、今までどのように技術的な部分であったりとか管理の部分を共有されてたのかっていうところと、今後、どういうふうにして自分たちのセキュリティー面などを、ほかの仮想通貨取引所、日本を含め海外もあると思うんですけれども、共有していくのかというところを教えていただければと思います。 小田:回答させていただきます。本当にすごいいい質問だと思っているんですけれども、おっしゃるとおり、仮想通貨交換所、このセキュリティーというのは一番重要な点かと思っております。これまでも当社のほかの仮想通貨交換業者さんのほうと連携を取りながら情報共有等、対策を行ってまいったんですけれども、今回このような仮想通貨不正流出という事態を招いてしまったことを大変申し訳なく思っております。これまでも情報連携とかをやっていたと思ってはいたんですが、今後もっと情報連携等は取っていくべきだと考えております。ご指摘のほう、ありがとうございました。 司会:続いて、じゃあ前から2番目の、こちらから4列目ですかね。マイクの方ですか。今、手があがっている男性の方。
アップデート中の間隙を突かれたのではないか
時事通信:時事通信の【イシダ 00:14:06】ですけれども、2点ほどあるんですが、まず、御社のシステムなんですけれども、今アップデート中なんじゃないかと。CTOも代わって、その状況においてこういうことが起きているので、今、何を強化しようとしていて、実際、今回、事案が起きた背景にそういうところの間隙を突かれたんじゃないかっていうことも考えられるんじゃないかと思うんですけれども、その点について教えていただきたいのと、あと、先ほど暗号資産流出分が全体の13%だったっていうことだったと思うんですけど、これは、すいません、確認なんですけど、顧客資産の13%っていうことでいいのかどうか、もう1回確認させてください。 小田:かしこまりました。まず一番初め、ご質問いただきました点に関してからご回答を申し上げます。今ご質問いただいたように、現在、当社のほうでUI/UXを中心として仮想通貨取引システム、この変更を行っておりました。とはいっても、今回、仮想通貨不正流出の対象となったものはいわゆるホットウォレットに関するものでございまして、これに関しては今回、現段階では変更するところではなかったので、その点に関しましては新開発体制に関する影響は、今回はないと判断をしております。とはいっても、今回、不正流出に至った原因に関しましては現在、原因究明中でございますので、その要因に関しましてはまた分かり次第、会社のほうで開示等をさせていただければと存じます。 次にご質問いただいた点に関しましてはご指摘のとおりでございまして、お客さまの預かり資産全体のうち13%が今回の仮想通貨流出の被害対象。今、こちらのペーパーで、今お配りした資料に基づきますと、全体で30億2000万円流出とご説明させていただきまして、そのうちお客さまの預かり分、こちらが約20億6000万円。これが、この20億6000万円がお客さまの預かり全体の13%というふうに考えていただければ問題ないかと思います。ご質問ありがとうございました。 司会:じゃあ続きまして、手が早かったこちらの男性の方。こちらの。