仮想通貨が不正流出 ビットポイントが会見(全文1)顧客資産の13%が被害に
30億円相当の仮想通貨が不正に流出した問題を受け、仮想通貨交換業者のビットポイントジャパンは16日午後、都内で緊急記者会見を開いた。 【動画】30億円相当の仮想通貨が不正流出 ビットポイントが午後3時から緊急会見(2019年7月16日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「30億円相当の仮想通貨が不正流出 ビットポイントが午後3時から緊急会見(2019年7月16日)」に対応しております。 ◇ ◇
出席者の紹介
司会:それでは定刻になりましたので、まず出席者を紹介させていただきます。皆さまから向かって左側が、株式会社ビットポイントジャパンの代表取締役社長、小田玄紀でございます。向かって右側が、株式会社ビットポイントジャパンの取締役COO、朏仁雄でございます。申し遅れましたが、私は本日の司会を務めます、本件広報担当の、株式会社エイレックスの江良と申します。よろしくお願いします。それではまず、社長の小田よりご説明申し上げます。 小田:ただ今紹介いただきました、株式会社ビットポイントジャパン、小田でございます。まず初めに、このたびはビットポイントからの仮想通貨不正流出により、大変多くの関係者にご迷惑、ご心配お掛けいたしましたこと、深くおわび申し上げます。大変申し訳ございませんでした。 本日は、ビットポイントにおいて何が起きて、今どうなっているのか、そしてこれからどうしていくのかということに関しまして、私のほうから説明させていただきます。先ほど皆さまに配布させていただいた資料を基にして、まず私のほうからご説明申し上げます。よろしくお願いいたします。 司会:それでは、こちらからは着席してご説明させていただきますので、ご理解お願いいたします。
不正流出の事実関係や被害状況
小田:失礼します。 こちら、皆さまに先ほどお配りした資料に基づきましてご説明申し上げます。仮想通貨の不正流出に関するお知らせとおわび。当社は2019年7月11日、仮想通貨交換所における仮想通貨の不正流出が判明し、仮想通貨の流出額の調査、お客さま預かり仮想通貨等につきまして調査を進めてまいりました。2019年4月12日、金融庁から資金決済に関する法律。失礼しました。大丈夫ですかね。失礼しました。ここですね。失礼しました。 繰り返します。金融庁から資金決済に関する法律第 63条の15、第1項に基づく報告徴求命令を受け、当社は本日、金融庁に対し、まずは本事案に関わる事実関係・被害の状況、被害拡大を防ぐ当面の対策およびその作業スケジュール、お客さまの預託資産に関する対応等につきまして、現在までに判明している内容の報告を行いました。上記報告の概要および今後の対応方針等につきまして、以下のとおりお知らせ申し上げます。 1、本事案に関わる事実関係・被害の状況。1のマル1、事実関係および対応の経緯。本事案の発生・発覚から2019年7月15日までの対応の経緯は以下のとおりでございます。なお、本事案は当社のウォレットサーバで管理をしているホットウォレットの秘密鍵の窃取・不正使用によるものと考えておりますが、原因および経路等の特定につきましては引き続き調査中でございます。 当社は7月12日3時以降、顧問弁護士を含む外部専門家を交え、対策会議を適宜開催するとともに、親会社である株式会社リミックスポイント取締役会に対し、本事案に関する報告を行っております。こちら、詳しい時系列に関しましてはお手元の資料に配付してございますので、こちらをご覧いただければ幸いでございます。 1のマル2、仮想通貨流出の状況。本事案により流出した仮想通貨の種類、数量およびその金額は、その額は次のとおりでございます。なお、コールドウォレットで管理をしている仮想通貨ならびに法定通貨に関しましては不正流出等の確認はされておりません。流出した仮想通貨を申し上げさせていただきます。1225ビットコイン、1985ビットコインキャッシュ、1万1169イーサリアム、5108ライトコイン、2810万6343リップル。こちら日本円に換算させていただきますと、概算で30億2000万円となります。 なお、このうちお客さまからお預かりしている分に関しましては概算で約20億6000万円となりまして、こちら、参考までになんですけども、全体でお客さまからお預かりしている資産のうち約13%、こちらを今回、ホットウォレットで管理しておりまして、そのうちこの金額分が今回の仮想通貨不正流出の対象となったことをこの場で報告させていただきます。