【解説】トランプ人事は“忠誠と強硬”? マスク氏「政府効率化省」トップへ
鈴江キャスター 「他のメンバーも徐々に決まってきていますよね。顔ぶれに何か特徴はあるのでしょうか」 国際部 富田デスク 「はい。これは『トランプ氏への忠誠度』、これを重視して人選が進んでいると考えられます。例えば、国境の管理などを担当する国土安全保障省の長官には、州知事のクリスティ・ノーム氏。選挙戦ではトランプ氏を熱烈に応援した人です。それからCIA長官にはジョン・ラトクリフ氏。この人は、1期目の政権でもトランプ氏に仕えた側近の1人です」 鈴江キャスター 「このメンバーで、どんな政策が進められると考えますか」
国際部 富田デスク 「トランプ氏の意に沿った形で強硬な政策も打ち出されるのでは、との警戒も出ています。例えば国務長官への起用が報じられているルビオ氏は、対中国の最強硬派と言われていて、中国政府は彼個人に制裁を科して入国を禁じています。中国が出入り禁止にしている人物が外交のトップになったら、これはかなり反発も予想されます」 「また環境政策を担う環境保護局長官に指名されたゼルディン氏はこう述べました。『アメリカの自動車産業を活性化させて雇用を取り戻す』。これ環境保護には逆行する抱負ですよね。このメンバーでどんなトランプカラーを打ち出すのか、各国も戦々恐々としている状況です」 (11月13日放送『news every.』より)