【NFL】シーズンフィナーレの焦点は自分の去就ではなくジェッツだとベリチックHC
現地6日(日)のニューヨーク・ジェッツとのシーズンフィナーレに備える4勝12敗のニューイングランド・ペイトリオッツ。ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックはチームと1週1週に全力で取り組むだけであり、自身の将来のことは考えていないと述べた。
「週ごとにその週のための準備をして、チームが勝てるように最善を尽くし、試合後は次へと進むだけだ」とベリチックは毎週恒例となっている『WEEI』の“The Greg Hill Show(グレッグ・ヒル・ショー)”出演時に発言したと『ESPN』が伝えている。「シーズンの終わりはシーズンの終わりだ。だが毎週のことについて言えば、私は5年前の出来事、2年後に起こること、そういったことに時間を取られたり、とらわれたりしたくない。今はジェッツ戦のことに取り組んでいるだけだ」
シーズンを通してベリチックは自身の進退の話題が持ち上がるたびにこうしたスタンスを維持してきた。12月のカンザスシティ・チーフス戦の前にもベリチックは将来に関する質問をはぐらかしている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは12月30日(土)に、ベリチックとペイトリオッツのオーナー、ロバート・クラフトはまだ将来について話し合う機会を得ていないが、ベリチックは2024年もNFLでコーチを続ける意向だと伝えている。
シーズン第18週を前に、ペイトリオッツは2024年NFLドラフトで全体3位指名権を手に入れるポジションにいる。2日(火)、ドラフト指名権を取りにいく可能性について聞かれたベリチックは次のように答えた。「私は現在コーチをしているチームと、ここにいる選手たちにコミットしている。彼らは全力をささげるに値する選手たちだし、それを私は彼らに与えるつもりだ」
2023年シーズンはベリチックとチームが望んだような展開にはならなかった。チームは少なくとも2000年以来となるワーストシーズンを過ごしている。ペイトリオッツは12月10日(日)にプレーオフ争いから脱落し、これはベリチックのHC時代で最も早い記録だった。QBのプレーは浮き沈みが大きかった。最初の11試合はマック・ジョーンズが先発し、2,120ヤード、タッチダウン10回とインターセプト12回を喫している。一貫性のないプレーによってジョーンズがベンチに下がり、代わって入ったベイリー・ザップは先発として2勝3敗の戦績だ。