バンケロがデューク大の歴代最強先発陣をセレクト「自分を入れるのは好きじゃないんだ」
■「フェアなものにしたんだ」と語ったバンケロの人選は?
8月17日(現地時間16日、日付は以下同)。オーランド・マジックのパオロ・バンケロが、『ESPN』の番組“First Take”へ出演した。 【動画】NCAAトーナメントでバンケロが見せた好プレー集! 2022年のドラフト全体1位でマジックから指名されたバンケロは、2022-23シーズンに平均20.0得点6.9リバウンド3.7アシストを残して新人王に輝いた。翌2023-24シーズンには同22.6得点6.9リバウンド5.4アシストに伸ばし、オールスターに初選出された。 バンケロやフランツ・ワグナー、ウェンデル・カーターJr.、ジェイレン・サグスらを擁するマジックは、昨シーズンにイースタン・カンファレンス5位の47勝35敗を残して「NBAプレーオフ2024」へ進出。 第4シードのクリーブランド・キャバリアーズと最終第7戦の末に3勝4敗で敗れてファーストラウンド敗退に終わったとはいえ、今夏には2度の優勝経験を持つベテランウイングのケンテイビアス・コールドウェル・ポープを獲得するなど上々の動きを見せていて、今シーズンはイースト上位進出、プレーオフ1回戦突破を目指す。 そのバンケロの出身大学は名門デューク大学。これまでグラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか/現USAバスケットボール マネージングディレクター)やエルトン・ブランド(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)、ルオル・デン(元シカゴ・ブルズほか)、シェーン・バティエ(元メンフィス・グリズリーズほか)といった選手たちをNBAへ送り込んできた。 2021-22シーズンにデューク大で平均17.2得点7.8リバウンド3.2アシスト1.1スティールを残してきたバンケロは、番組内で同大の歴代最強スターティングラインナップをこう話していた。 「これまでこの質問は何度かあった。いつも僕はそこに自分を入れるのは好きじゃないんだ。レジェンドたちばかりだから。僕としてはカイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)、ジェイソン・テイタム(現ボストン・セルティックス)、ザイオン・ウィリアムソン(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)、JJ・レディック(元クリッパーズほか/現ロサンゼルス・レイカーズ指揮官)と言いたいね。センターは、ジャリル・オカフォー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)かな。彼はチャンピオンシップを勝ち取ったし、1年生としてベストプレーヤーだった。僕はその光景を見てきたから」 レディックこそ4シーズンプレーしたものの、そのほかの4選手は1シーズンのみだが、いずれも即戦力かつ将来のNBA選手として活躍。オカフォーは2014-15シーズンにジャスティス・ウィンズロウやタイアス・ジョーンズ、グレイソン・アレンらとともにNCAAトーナメントで優勝した。 デューク大OBには2度のNCAAチャンピオンに輝いたヒル、クリスチャン・レイトナー(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)といったレジェンドたちもいるのだが、バンケロは選定基準をこう語る。 「フェアなものにしたんだ。僕は自分のこの目で見てきた人たちにしている。ザイオンもテイタムも、ジャリル、カイリーもこの目で見てきた。JJは僕がデュークにいた時に僕らと一緒にいて、このチームを助けてくれた。それにもちろん、デュークのレジェンドだから、彼を入れたのさ」 現在、バンケロは彼らとともにNBAという世界最高のプロバスケットボールリーグで競い合っている。特にテイタムとは同じイーストのチームに所属しているため、レギュラーシーズンだけでなくプレーオフで激突する可能性もあるだけに、10月23日から幕を開けるレギュラーシーズンを楽しみに待ちたいところだ。
BASKETBALL KING