「イモ欽トリオ」長江健次 35周年で全国ツアーへ意気込み
15日から全国ツアー「ハイスクールララバイ」も
人気ユニット「イモ欽トリオ」で一世を風靡した長江健次(51)が、デビュー35周年を迎え、15日から全国ライブツアーを行う。北海道から九州まで全国を回り、関西も京都、神戸、大阪で開催する。9月19日までだが、フィナーレは大阪公演となっている。そこでライブツアー前に大阪で本人を直撃。長江は「内容としては、35周年でカバーアルバムを出しましたので、それを中心にしたライブになります。『ハイスクールララバイ』も歌います。周年記念ライブは今回が初めて」と言い、これまでの35年を振り返った。
萩本欽一の目にとまりフツオ役に抜擢
長江は大阪府豊中市出身。高校在学中、フジテレビのバラエティ番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子』の出演者の一般公募のオーディションを受けたが、落選。だが、オーディション終了後に会場に残っていた萩本欽一の目にとまり、まだ決まっていなかったフツオ役に急遽、抜擢されたという(ワルオ役は西山浩司、ヨシオ役は山口良一)。 こうして1981年4月、同放送開始に伴ってデビュー。3人で「イモ欽トリオ」を結成し、同年8月にシングル『ハイスクールララバイ』をリリース。これは150万枚の大ヒットとなった。 イモ欽トリオを脱退後も、ずっと長く芸能活動を続けており、テレビドラマ、映画、舞台にも出演。ライブハウスを中心に音楽活動も活発に行っている。
いろんな人との出会い僕の支えに
そして今年、「長江健次デビュー35周年 全国ライブツアー2016~いろんな人と一緒~」を15日(北海道・旭川)から始め、24日神戸・チキンジョージ、8月20日京都・都雅都雅、9月19日大阪・フラミンゴ・ジ・アルーシャが最終公演となる予定だという。そんな長江に意気込みなどを聞いてみた。 ──いよいよ35周年全国ライブですね 長江:去年は50歳の記念ツアーということで。土日を中心に全国ツアーをやったんです。今年はわりと場所も増やして。自分が全部スケジュールを切ってるんですけども、いろんな関わっている人たちと一緒にやります。内容としては、35周年でカバーアルバムを出しましたので、それが中心にはなると思うんですが。もちろんハイスクールララバイも歌います。飽きさせないような内容にはなってるんですけども。周年記念は初めてですが、北海道から始まり、大阪で締める。関西は3か所、全部メンバーが違いますんで、やる音楽も違う。リハーサルは大変ですけど。東京も3か所やるんで。僕のライブはお酒を飲まれる方が多いんで、飲食の売り上げがあがるんですよ(笑)。 ──35年を振り返ってどうですか 長江:デビューしたのが欽ちゃんの番組で、35年前。欽ドンは1年半しかやってなかったんですけど、そのあと、大学(大阪芸術大学)で大阪に戻ってきてレギュラーを何十本とやらして頂いたこともありました。今から振り返ってみると、こんなぽっと出の男が35年も、何の基礎もないのに長いことやらしてもらったなあというのが正直な実感。ここ4、5年がいろんな意味でしんどかったですね。苦労をしました。ちょうどしんどかった時に、たまたま音楽活動を始めたり、いろんな人との出会いがあったり、それが僕の支えにもなってるし、助けて頂いてます。