<リオ五輪女子バレー速報>日本、韓国に1-3完敗で黒星発進
第2セットに入ると、韓国が立て直す。ロンドン五輪で大会MVPを獲得したキム・ヨンギョンをどう抑えるかも韓国戦のテーマだったが、このセットに入って、キム・ヨンギョンのスパイクが目立ち始める。8-11にされた得点は、バックアタック。また、もう一人、マークすべき韓国の得点源、キム・ヒジンにも多彩に打たれるなど、セットの中盤には7連続得点を奪われ、15-25の大差で落とした。 セットカウント1-1で迎えた第3セットの序盤は一進一退の攻防となったが、石井のサーブミスなどでリードを許す。長岡のスパイクアウトの判定に真鍋監督がチャレンジ(写真判定)を求めて成功。10-11と1点差をキープしたのだが、荒木がサーブミスを冒すなど、つめきれない。日本は流れを取り戻そうと、迫田、座安を投入。だが、木村をサーブのターゲットにされ、14-18と4点差にされた。日本は宮下から田代にセッターを替えて逆転を狙うが、サーブで崩され、17-25のスコアでこのセットも失い、いよいよ後がなくなった。 第4セットは、迫田、山口を先発起用。ロンドン五輪経験者を4人コートに入れた。だが、サーブで崩されて序盤にペースをつかめない。勝負どころでの木村のスパイクもアウト。長岡のバックアタックもブロックで止められ、3連続失点で、7-11と4点差をつけられる。 日本ベンチはタイムアウトをとったが、長岡がまたもやブロックで止められ4連続失点。キャプテンの木村が、右足に異常を訴えるアクシデントなどもあり、このセットも、終始、韓国ペースで進んだ。迫田の連続サービスエースで追い上げたが、21-25で完敗。日本は、サーブのタイミングを変えて工夫するなど、韓国対策を練っていたが、五輪の重要な初戦で本来の力を発揮することができなかった。 中1日で迎える日本の次戦は、世界ランキングで下にいるカメルーン戦。グループリーグ突破のためには絶対に負けられない試合となる。