【スタージュエリー】素敵なデザインだけでなく、チャリティが根付く企業姿勢も魅力|CLASSY.
本店から徒歩1分ほどの距離には、「PREMIUM WORKSHOP」と名付けられた工房が。熟練の職人たちがお直しや新製品の試作に励んでいます。長年働く職人が多く、ブランド愛の強さが感じられました。 編:そんなに愛情のこもったサンプルを撮影していると思うと、私たちも責任重大ですね…。1993年からはユニセフ支援をスタートされています。なぜユニセフ支援に至ったのか、理由を教えてください。 小泉:1993年に始めたきっかけは、ショップスタッフのひとりが「12月25日の元町本店の現金売り上げを全額チャリティとして寄付したい」と言ったことでした。クリスマスはジュエラーとしては繁忙期で、世の中も一年で一番笑顔溢れるシーズン。そんなときに自分たちだけでなく、世界中の子どもが笑顔で過ごせるようにしたい。そんな想いだったと聞いています。当社のスタッフは子どもがいる母親も多く、そういった視点も自然発生的に生まれたのかもしれません。私は当時社員ではありませんでしたが、この話を聞いてスタージュエリーで働くことを誇りに思いました。 編:とても素敵です…。今では企業の取り組みとして珍しくはありませんが、当時は珍しかったですよね。 小泉:そうなんです。その後、遠方のお客様からも参加したいという声を多くいただき、「BEAR FOR PEACE」という対象商品の売り上げの20%をユニセフに寄付するという支援を毎年欠かさず行っています。クリスマスチャリティだけでなく、ウクライナの子どもたちを支援する「STAND WITH UKRAINE」や「東日本大震災みやぎこども育英募金」なども実績があります。それは、創業当時からの“ジュエリーを通して幸せを届けたい”という想いから。ジュエリーって贅沢品かもしれませんが、親から子へ引き継がれるお守りみたいな側面もあると思うんです。次世代を担う子どもたちに幸せと笑顔を届けたい。そんな気持ちで働いています。 編:最後に、企業としてどんな未来や社会貢献を思い描いていますか。 小泉:これまで申し上げてきたとおり、人を幸せにすること。そして必要とされる企業であることです。そのために今はSDGsは避けて通れないですし、ジェンダーへの理解も必要。その一例として、ブライダルリングで男女同じデザインを作ったり、ファッションジュエリーでは男性用/女性用という言い方をしないようにしています。創業時からの誇りを大切にしつつ、常に刷新できるブランドでありたいな、と思っています。