前所有者の家もいたずらされていた、大谷翔平夫妻の12億円新居エリアにに潜む光と闇
ビバリーヒルズよりも治安がいい
名より実を取った大谷。ハリウッドスターも多く住み、高級住宅街としても知られるビバリーヒルズも引っ越し先の候補として挙がっていたようだが……。 「ビバリーヒルズは高級ブランド店が並ぶファッションストリートの『ロデオドライブ』などがあり、観光客も多く訪れる場所です。それに対して、ラ・カニャーダ・フリントリッジは目立った観光地もなく、住民以外はほとんど訪れないような場所にあります。また、ビバリーヒルズでは近年、強盗被害も多く、治安の面で不安なところがありますが、ラ・カニャーダ・フリントリッジはそういった心配はありません。大谷選手も落ち着いて過ごせる場所でしょう」(福田さん) 水原被告に1700万ドル(約26億円)を盗まれた大谷にとって、家の購入はお金を守るうえでもちょうどよかったのかもしれない。
「大谷選手は785万ドルでこの豪邸を買いましたが、売り主で有名コメディアンのアダム・カローラ氏は2018年に732万7000ドル(約11億5000万円)で購入。約6年で52万3000ドル(約8100万円)も価格が上がっています。このエリアは急に住宅価格が下がるとは考えにくいですし、大谷選手が住まいを構えたとなれば、さらに価値が上がることも考えられます。水原被告によって銀行口座からお金を盗まれた大谷選手にとって豪邸は“盗まれる心配のない資産”として、家を持っていたほうがお金を守れるかもしれません」(現地コーディネーター、以下同) 真美子夫人とデコピンとで暮らす“愛の巣”として、落ち着いた“超セレブ街”を選んだ大谷。
かつては“白人至上主義”の街
一方、この地には暗い“闇”の部分も存在したようだ。 「かつては“サンダウン・タウン”という、黒人が歓迎されない、白人社会の街でした。『ロサンゼルス・タイムズ』の記事によれば、夜になると黒人が嫌がらせや暴力を受けたり、不当に逮捕されるといった差別的な事件が続いた時期があり、長い間、黒人はこの場所に住むことができなかったんです。その影響もあり、現在もここに住む黒人は全住民の1・2%にとどまっています。メジャーリーグのスターであっても“非白人”の大谷選手が活躍できなくなったとき、その身にどんなことが起こるのか、不安はぬぐえません」 また、前所有者は家の周辺にいたずらをされたことがあった。 「大谷選手の前に所有していたアダム・カローラ氏は、自宅周辺の木々にトイレットペーパーのようなものを張り巡らされるいたずらをされていました。Googleマップのストリートビューからもそのいたずらが確認でき、それを見たファンの間で話題になっていました。これはアメリカではハロウィーンなどにされる一般的ないたずら。ドジャースは、ニューヨークなどの東海岸の球団と比べると、嫌がらせをするような過激なファンは少ないですが、成績が低迷すると、大谷選手も同じようなことをされないとは限りません」