差がつく「黒ダウン」の正解着こなしは? おしゃれのプロ5人に聞いてみた
ダウンの中でも鉄板人気を誇るのが都会的ムードあふれる黒ダウン。おしゃれな大人はどう着こなしているのか? 達人たちのスタイリングにフォーカス。 【写真】おしゃれのプロ5人に聞いた、差がつく「黒ダウン」の正解着こなしをもっと見る
DRIES VAN NOTEN|DOWN JACKET 「ボリュームダウンはきれいめに着こなしたい」
「ドリス ヴァン ノッテンのダウンジャケットは、クラシックな王道アウトドアブランドのデザインを踏襲していますが、ボリュームシルエットとハイブランドならではの生地感に惹かれて昨年購入しました。雪深い地元では本気の防寒着としてレイヤリングして着るので、このぐらいボリューミーなのが理想的なんですよね(笑)。東京でファッションとして取り入れるときは、今日のようにできるだけきれいめなアイテムとコーディネートしています」
HERILL|Sierra Jacket 「カシミヤニットのセットアップに黒ダウンを」
「今年初めて、ヘリルでダウンジャケットをつくりました。どちらかといえばコート派なんですが、冬はほぼ毎日、ヘリルのカシミヤニットのセットアップで過ごすので、テック感のあるダウンジャケットも合いそうだと思って。街で着ることを考えるとやはりモノトーン。ダウンパックなどが表にでないシンプルなデザインにしました。コーディネートでは、足元に革靴を合わせてご近所っぽさを払拭します。きょうはレユッカス×ヘリルのビットローファー」
+phenix|DOWN JACKET「色や素材でシックにまとめるのがMYルール」
「ダウンアウターを着るようになってコートの出番がめっきり減りました(笑)。ダウンは全部で4着持っていて、ベストは白とネイビーですが、ジャケットは2着とも黒。どちらもダウンパックが表に出ない街で着やすいデザインです。いつもネイビーやグレーなどのシックなカラーリングやウール素材などで、スポーティになりすぎないようにコーディネートしています。足元にも革靴を合わせることが多いんですが、きょうはナイスネスのニットにアルテリアのスラックスとかなりきれいめなのでアディダスのサンバをチョイス」
KLUANE MOUNTAINEERING|SNAP PARKA 「機能美を感じるダウンをヴィンテージ合わせで」
「クルアニ マウンテニアリングは、手作業でダウンジャケットをつくっていることでコアなファンを獲得しているカナダのダウンブランドです。3年ほど前に購入した黒ダウンジャケットは、フロントに2列のスナップボタンを配したデザイン。2列ボタンは防寒性を高めるための機能なんですが、単純にモノとしてカッコいいんですよね。これぞ機能美ということでしょうか。胸のフラップボタン付きポケットも、本格的ダウンブランドには珍しいディテールです」
Bacon|Double B DOWN JACKET 「今年はダウンをテッキーに着るのも気分」
「去年まではダウンにスラックスを合わせてクリーンに着こなすことが多かったんですが、今年はキルティングパンツにパタゴニアのフリース、キャップもナイキのようにテッキーに着るのもいいんじゃないかと。ただ、これで足元にスニーカーだとファッション感がなくなってしまうので、靴はレユッカスのブーツです。このキルティングパンツは実はニートのもので、今年は中綿パンツが気分ということも着こなしに影響していますね。黒いアイテムを着るときはダウンに限らず、ネイビーとブルーのように同系のトーンでまとめます。最近は黒×ネイビーもお気に入りの配色」