阪神 才木→高橋→大竹でDeNA倒す CSファーストS 相性考慮で大竹が“三本目の矢”浮上
阪神の大竹耕太郎投手(29)が4日、DeNAと対戦するCSファーストS(12日開幕、甲子園)の第3戦に先発する可能性が浮上した。 ファイナルS進出を懸けたマウンドは虎が誇る技巧派左腕に託されそうだ。決着が第3戦までもつれ込んだ場合、大竹に先発登板の白羽の矢が立った。 DeNA戦は今季2試合に登板して1勝、防御率3・27。今季最終戦となった3日には5回を1安打無失点に抑え、自身初の規定投球回に到達し、11勝目を挙げた。右の強打者が並ぶDeNA打線に左投手は不利とされるが、緩急を織り交ぜた投球が十分に有効であることを証明した。 ファイナルSに進めば巨人と対戦するが、大竹は今季2戦2敗、防御率6・52と分が悪い。相性を考慮して、DeNA戦に左腕を投入するのが得策と言えそうだ。 12日の初戦は才木の先発が決定的となっている。リーグ2位タイの13勝、同3位の防御率1・83など虎の絶対的エースが先陣を切る。久保田投手コーチはCSの先発ローテは「(才木中心に)なってくる」と明言。中6日で回れば19日の巨人とのファイナルS第4戦、さらに26日の日本S初戦に登板可能で、まさにCSローテの柱となる。 第2戦の先発が濃厚となっている高橋との二枚看板で連勝突破することが最良のシナリオだが、大竹という“三本目の矢”を準備し、宿敵が待つファイナルSへ勝ち進む。