町田GK福井光輝がC大阪完全移籍 町田は「僕の人生そのもの」と愛着も「人生まだまだやれる事がある」
町田のGK福井光輝(29)が来季セレッソ大阪に完全移籍することが28日、両クラブから発表された。 神奈川県出身の福井は日体大卒業後の18年に当時J2の町田に加入し、1年目から公式戦に出場。昨季はリーグ後半戦に定位置をつかみ、クラブのJ1初昇格に大きく貢献した。7年目の今季はJ1初出場を果たすも日本代表GK谷晃生(24)の控えとなり、リーグ戦出場は2試合どまり。それでも常に明るくベンチからチームを鼓舞する姿がファンに支持されていた。 福井は両クラブを通じてコメント。町田を通じては長文で思いを吐露した。「こんなにもゼルビアを愛するとは思っていませんでした。僕の人生そのものです。クラブの発展を共有でき、今のゼルビアの発展は本当に素晴らしく、街中で声をかけてくれる昔からのサポーターの方とこれまでの歴史を話したりする時間は幸せでした。そんなゼルビアでここから先も僕はサッカーを続けることも選択肢の一つでした」と回顧。「そんな中で今回オファーをいただき、この先の人生まだまだやれる事がある。慣れ親しんだ場所から環境を変えていろいろなものに触れて、選手として成長できるんじゃないかと思い決断しました」と決め手を挙げた。 新天地となるC大阪には「強い覚悟を持ってこの移籍を決断しました。セレッソ大阪のために自身の持っている全てを懸けてプレーします。セレッソファミリーが一枚岩となり、目標達成に向けてともに闘いましょう!」と決意表明した。