熊野大社で神主体験いかが やまがたアルカディア観光局が新企画
やまがたアルカディア観光局(長井市)は、南陽市宮内の熊野大社で神主体験が楽しめるユニークな旅行商品を企画した。専用の装束をまとい、拝殿の清掃やお守り作り、ご祈とうなどの体験を通して神職になりきる。希望者を受け付けている。 商品名は「縁結びの神『熊野大社』で神主体験」。これまで女性限定の巫女(みこ)体験はあったが、男性も一緒に参加したいとの要望もあり、今回新たに企画した。 当面の開催日は1月16日、2月7日、3月26日を予定。午前9時ごろから昼までのプランで、地元カフェで昼食も楽しめる。代金は1人8800円で定員5人(最少催行人数2人)。熊野大社は「海外に限らず、日本人旅行者で巫女体験を楽しむ方もいる。男性を含め、神職の所作一つ一つの意味を知り、日本ならではの精神文化に触れてほしい」としている。 全国的にインバウンド(訪日客)の増加や観光ニーズの多様化が進んでいる。山形おきたま観光協議会(事務局・県置賜総合支庁観光振興室)は、置賜地域を訪れる旅行者の滞在時間延長、消費額の拡大につなげるため、新たな旅行商品づくりを支援している。問い合わせは同観光局0238(88)1831。