「リゾートトラスト レディス」2日目は藤田かれんに注目! プロが現地からレポート
「リゾートトラスト レディス」の2日目、午前スタート組でスコアを伸ばしたのは68でプレーしトータル9アンダーまで伸ばした金澤志奈、1打差暫定2位タイに69でプレーした藤田かれん。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からレポートをお届け。
初日を5アンダーの67でプレーし、初めての首位からのスタートとなった藤田かれん選手。前半はパットが入らず我慢の時間が続きます。7番パー5の3打目をピン1メートルにつけますが、「傾斜は下りのフックでしたがカップの右が低く見えて」とカップの右を抜けてパーで終えます。 この日のピン位置は、段のあるグリーンの傾斜近くに切られていることが多く。ホールアウトした選手はピン位置が難しかったと口を揃えていました。藤田選手もショットやパットが思うような結果にならずイライラしているように見えましたが、後半に入ると10番のパー5でバーディを奪うと一転し、12番、14番、18番でもバーディを奪い、8アンダーまでスコアを伸ばして終えました。 ラウンド後の囲み会見では「(前半にパットが決まらず)正直、腹立たしい部分もあったんですけど、ピンポジが難しかったので、それでも待っていたら(チャンスが)来るかなという感じで我慢していました」と話しました。 「18番のバーディは完璧でした」とティーショットをFWで刻んでフェアウェイをキープすると、157ヤードの2打目を8番アイアンでピン左手前約4メートルにボールを止めます。そこからリーダーボードをバックにバーディを決め「今日一番のバーディで締めくくれた」と初優勝を目指して決勝ラウンドに進みます。 「ネガティブな性格なので、前向きなことを話して欲しい」とコンビを組むキャディさんには自分の特徴や性格を話していると藤田選手。2戦目の「明治安田レディス」で2位タイの成績を残した後から予選落ちが続いていましたが、先週の「ブリヂストンレディス」は7位タイで終え、やっと不調を抜け出し今週を迎えていました。 グリーンを外しても「無理に攻め過ぎずにパーを重ね、チャンスを待つゴルフができるようになった」と、成長した姿を今週は見せている藤田選手。明日以降のプレーにも注目していきましょう。