コールマンの「タフドームエアー/240+ヘキサセット」

キャンプに行く際、最初に用意したいキャンプ用品「テント」。最終回では、ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部の広報担当・神田新悟氏に、テント生活を快適にするタープや注目のアクセサリーを紹介してもらいました。 【写真】スクリーンタープとヘキサタープの違いを見る（全3枚）

快適なリビングスペースを作り出す「タープ」

家に例えるとテントは寝室であり、くつろげるリビングスペースを作るためにテントにつなげて使うのが「タープ」です。大きく分けると、壁で囲まれた「スクリーンタープ」と、囲まれていない「ヘキサタープ」があります。 「スクリーンタープは壁に囲まれている形状で、虫の侵入を軽減でき、壁によって寒さなど風による影響も緩和してくれます。スクリーンをオープンにすれば開放的な空間作りも可能です。例えば、『タフスクリーンタープ/400』は、テント連結が容易なジョイントフラップ付きで一人でも設営できるアシスト機能が付いていて、セッティングが簡単です。前後、あるいは三方をオープンにすると開放感が味わえます」 一方のヘキサタープは、より開放感があり、周囲の自然や季節の移ろいをダイレクトに感じることができます。2本のクロスポールで支えるタイプは、高さの調整が可能です。第3回で紹介した「タフドームエアー/240+ヘキサセット」の付属タープ（ウィンズヘキサ＋）など、遮光性の高いタイプも注目されています。

換気を促し快適性を高めるアクセサリーに注目

猛暑の傾向も強まる昨今、とくにGWや夏休みシーズンにおいて、テント内の湿度や温度への関心が高まっています。 「夏場のテント内の湿気や温度上昇をいかに抑えて、快適性を向上させるかは大きな課題です。弊社でも遮光性の高い『ダークルームテクノロジー』の素材や、換気を促して涼しい空間を作る空気循環システムなどを採用して、対応しています」 さらに、注目されているのがテント内部の換気性能を高める取り付け型の電動ファンアクセサリー「リバーシブルファンベンチレーション」です。これをテントに取り付ければ、内部にこもった熱気を排出する一方、外気を吸ってすばやく冷却し、快適な空間を作ることができます。 「直接風を当てる扇風機としても利用でき、風の流れでムシムシ感を解消して、快適に眠ることができます。現在装着可能なテントはダークルームエアーシリーズなど一部だけですが、ニーズが高いので順次増やしていく方針です」 ここまでテントの基本や周辺アイテムについて見てきました。最後に、キャンプビギナーに向けて、神田氏からアドバイスがありました。 「テントにはさまざまなタイプがあり、どれを選べばいいのか迷う方も多いかもしれません。そういうときは、まずレンタルで試してみるのも一つの方法です。実際に使ってみると自分に合うものが見つけやすくなります。最初から全部揃えようと思わず、まずはレンタルも活用しつつ、キャンプを楽しんでいただければうれしいです」 レンタルなどで試しながら、自分に合ったテントを見つけましょう。