【陸上】柳田大輝、追い風参考ながら9秒97!15年には桐生祥秀が追い風3・3mで9秒87
<陸上:日本学生個人選手権>◇15日◇第2日◇神奈川・レモンガススタジアム平塚◇男子100メートル準決勝 昨年7月のアジア選手権王者の柳田大輝(20=東洋大)が、追い風参考記録ながら9秒97(追い風3・5メートル)をマークした。 追い風2・0メートルまでが公認記録となるため、自身初の9秒台はお預けとなったが、パリオリンピック(五輪)代表選考会を兼ねた日本選手権(6月27~30日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)へ弾みをつけた。6月末までに参加標準記録(10秒00)を突破した上で同選手権で優勝すれば、初の五輪代表に内定。標準未突破でも、同選手権の成績次第で代表入りとなる。 追い風参考記録を含めれば、日本人の9秒台は7人目となる。15年には桐生祥秀が米国のレースで9秒87(追い風3・3メートル)を記録。2年後の17年には、公認記録では日本人初の9秒台となる9秒98(追い風1・8メートル)をマークした。 サニブラウン・ハキームは19年に追い風参考ながら9秒96(追い風2・4メートル)を記録しているが、公認記録でも9秒台を5度マーク(公認記録での自己ベストは9秒97)。日本記録は山縣亮太が21年に樹立した9秒95(追い風2・0メートル)となっている。 ◆追い風参考記録を含めた日本人の9秒台(追い風2・0メートルまでが公認記録) 桐生祥秀 9秒87(追い風3・3メートル) 多田修平 9秒94(追い風4・5メートル) 山縣亮太 9秒95(追い風2・0メートル) サニブラウン・ハキーム 9秒96(追い風2・4メートル) 柳田大輝 9秒97(追い風3・5メートル) ケンブリッジ飛鳥 9秒98(追い風5・1メートル) 小池祐貴 9秒98(追い風0・5メートル)