能登地方も舞台になった『スキップとローファー』アニメ全12話をチャリティー配信 収益全額を復興支援で石川県に寄付
DMM TVほかにて配信中のTVアニメ『スキップとローファー』について、1月1日に北陸地方で発生した「令和6年能登半島地震」への復興の取り組みとして本作の無料チャリティー配信の実施が決定。2月3日(土)18時よりYouTubeにて全12話のプレミア公開を行い、配信収益を全額石川県への寄付に充てることを発表した。 チャリティー配信の動画/原作者によるコメント 『スキップとローファー』は「月刊アフタヌーン」(講談社刊)にて連載の高松美咲によるマンガ作品ならびに同作を原作とするアニメ作品。地方の小さな中学校から東京の高偏差値高校に首席入学した主人公・美津未とクラスメイトたちが織り成すスクールライフ・コメディとして、2023年春クールに放送がスタート。映像作品のレビューサイト「Filmarks」では春クール作品の総合ランキングで首位を獲得、海外ではビリビリ動画にて作品評価「9.9/10」を獲得するなど国内外で高い評価を得ており、中国で開催された国際アニメアワードでは「海外アニメ賞」も受賞していた。 作中では自身で大きな被害を被った「石川県珠洲市」が主人公の出身地のモデルになっており、生まれ育った故郷として同市の風景が多数見受けられるほか、“都会での高校生活”を応援する主人公の中学時代の親友や家族なども共に描かれていた。 こうした作品の背景に加え、震災発生後1ヶ月後の現在も継続的な復興支援を募っている状況を受け、今回の同作チャリティー配信の実施が決定したのだという。本発表はアニメ公式Xなどで公開され、関係スタッフ陣やキャスト陣からの応援コメントなどが多数寄せられたことで、Xトレンド上位にならぶほどの注目に。これにあわせて、震災発生時にもコメントを寄せていた原作者の高松美咲先生も「私たちなりのアクションを順次発表していきます。」としてイラストとともに復興支援の意向を示していた。 また、アニメ公式からは製作委員会による「令和6年能登半島地震で被災された皆様へ」とのコメントも公表。「本作の主人公みつみの故郷のモデルとなった石川県珠洲市も甚大な被害を受けたことを知り、アニメ関係者一同心を痛めており、皆様が一刻も早く平穏な生活に戻られますことを願っております。」として「被災地の一日も早い復興と皆さまのご健康をお祈りいたします。」と寄せた。