「降れば雪」というレベルの寒気に日本列島がスッポリ “警報級の大雪”立ち往生にも注意 今季最強寒波が襲来 週末にかけ交通障害やなだれに警戒を
今週のはじめ頃からは一気に真冬並みの寒さとなり、場所によっては記録的な大雪となりましたが、あす21日(木)からは更に強い寒波が襲来するため、再び大雪に注意・警戒が必要となります。 日本付近は、21日(木)から23日(土)頃にかけて冬型の気圧配置が強まり、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となる見込みです。 21日以降に予想される上空の寒気は日本列島の広い範囲で-6度以下と、「降れば雪」というレベルの寒気にすっぽりと覆われてしまいます。 特に、北海道や北陸地方では、21日からの3日間で多いところでは150センチを超えるほどの大雪となるおそれがあり、積雪による交通障害や、なだれ等への注意・警戒が必要です。
近畿地方でもあす以降は冬型の気圧配置が続きます。 21日は豊岡など、近畿北部では断続的に雪となり、平地でも積もるところがあるでしょう。 また、あすは淡路島~和歌山~奈良・吉野方面など、和泉山脈周辺でも雪が降りやすく、雪の積もるおそれもあります。 一方、京阪神付近ではあすは冬晴れとなりますが、凍える寒さがやってきます。
21日の予想最高気温は大阪市内でも6度と、各地で今シーズン一番の寒さとなる見込みです。 また、冷たい西風が強まるため、気温以上に寒く感じられそうです。 21日は雪の降らない地域でも万全の防寒対策が必要です。
一連の雪のピークはあさって22日(金)で、朝晩を中心に一時的に雪の降り方が強まる見込みです。 あさって(金)は兵庫県北部・京都府北部・滋賀県北部では大雪警報を出す可能性があるとして、気象庁ではすでに注意を呼びかけています。 近畿中部や南部では概ね晴れますが、あさっての夜から23日(土)の朝にかけては京都や滋賀方面を中心に雪の降る所がありそうです。 23日(土)以降は寒気のピークを越え、北部の雪も次第に雨に変わるでしょう。 クリスマスの頃になると寒さは多少緩む見込みですが、まずはあす以降の雪や寒さに十分お気をつけください。 (ABCウェザーセンター)