千歳小中8年の山本さん、日本最大級の創作絵画コンクールで最高賞 デジタル部門、地域への思いを表現
全国の未就学児や小中学生を対象とした日本最大級の創作絵画コンクール「第23回ドコモ未来ミュージアム」のデジタル絵画部門(中学生の部)で、豊後大野市千歳小中8年の山本菜々花さん(13)が最高賞のドコモ未来大賞ゴールドを受賞した。 同コンクールは次代を担う子どもたちの夢を応援するため、通信大手のNTTドコモが毎年開いている。今回は「僕たち私たちの未来のくらし」をテーマに、絵画、デジタル絵画の両部門に全国から9万7777点が寄せられた。
山本さんの作品タイトルは「明るい未来」。絵筆を使い、灰色の都会から明るくてキラキラした世界に塗り直す様子を描くことで自分の手でこれからの地域をつくっていきたいという思いを表現している。 所属する科学文化部の顧問から出品を勧められ、夏休みにタブレット端末を使って制作した。「町が発展するのはすごくいいことだと思う。しかし、大好きな自然が減るのは嫌だ」という気持ちを絵に込めた。 デジタル絵画部門の中学生全国1位に選ばれ、「まさか賞を取れるとは思っていなかったのでびっくりした。他の人の作品はすてきなものばかりだった。その中で選んでもらえてうれしい」。 昨年12月に東京であった表彰式に出席した。「人が多くてびっくりした」という大都会に行き、改めて古里の自然の素晴らしさを実感したという。「当たり前と思っていた緑を守るため、清掃活動など自分ができるところから取り組みを進めたい」と誓った。