ドイツサッカー界に激震…“神童”ムココ“を「4歳若くした」?父親と名乗っていた男が主張「彼は私と妻の実子ではない」
現U-21ドイツ代表FWユスファ・ムココの実年齢を巡る新たな発言が、ドイツサッカー界で大きな騒動を引き起こすことになるかもしれない。ドイツ紙『ビルト』が報じている。 現在ボルシア・ドルトムントから期限付きでフランスのニースへ送り出されているムココ。これまでブンデスリーガ最年少出場(16歳15日)や最年少得点(16歳28日)、チャンピオンズリーグ最年少出場(16歳18日)など数多くの記録を塗り替え、“ドルトムントの神童“として注目を集めてきた。 だが、2022年に法廷でユスファの実の父親であることを宣誓していた73歳のカメルーン出身のジョゼフ・ムココ氏はドイツ民放テレビ『Pro Sieben』で15日に放送予定のドキュメンタリー番組の中、衝撃の発言を残したようだ。『ビルト』によれば、同氏は「私はヤウンデで彼の偽の出生証明書を手に入れた。それを持って大使館に行って彼のパスポートを手配し、私の息子としてドイツに連れて行った」と告白したという。 ジョゼフ氏はまた、「彼は本当は2000年の7月19日に生まれている。我々は彼を4歳若くしたんだ。今は2004年11月20日生まれとなっている」と主張。さらに「虚偽の宣誓をすることは犯罪行為であることを承知の上で、次のように宣誓したい。ユスファ・ムココは私と妻のマリー・ムココの実子ではない。彼は2004年11月20日にカメルーンのヤウンデで生まれていない」と認めたと伝えられている。 ドルトムントの広報部長を務めるザシャ・フリッゲ氏はこの件に関して『ビルト』に対しコメント。「ユスファ・ムココの件では、彼の実の両親はドイツの当局で発行された公的な身分証明書や出生証明書により確認されている。これら書類は今でも有効であり、国内外関係なくあらゆるクラブ、そしてもちろんU-21ドイツ代表など連盟の各選抜チームでの出場許可と認可の根拠となる」と強調した。