東京都知事選挙の投票率推移 / 2014年は過去3番目の低さ
東京都知事選挙の投票は9日行われた。投票率は46.14%で、衆院選と同日実施となった前回(2012年12月16日)の62.6%を下回り、過去3番目の低さとなった。都心で45年ぶりの大雪が影響したとみられる。
過去最も低かったのが1987年4月12日(第11回)の43.19%。二番目に低かったのは2003年4月13日(第15回)の44.94%だった。この年は現職の石原慎太郎知事の圧勝が予想された年で、立候補者数も5人と少なかった。 逆に最も高かったのは1971年4月11日(第7回)の72.36%。二期目を目指す美濃部亮吉が、ベトナム戦争に関連して佐藤栄作首相を批判した年で、「ストップ・ザ・サトウ」をスローガンに知事に当選した。 次いで高かったのが1959年4月23日(第4回)の70.12%。同年5月は東京五輪招致が決まった年で、第4回都知事選で当選した東龍太郎(あずまりょうたろう)はIOC委員を務めるなど日本オリンピック招致に関わった。