漫画家・横山隆一代表作『フクちゃん』で戦後の歴史を振り返る企画展開催中【高知】
RKC高知放送
高知市出身の漫画家・横山隆一さんの代表作「フクちゃん」の戦後の歴史を振り返る企画展「フクチャンとフクちゃん はざまの時代」が高知市で開かれています。 ぎゅうぎゅうになった満員電車。やっと出れたかと思うと、これからもっと人が増えると話すおじいさん。「引揚者」と呼ばれる戦時中に海外にいて終戦後に帰国した人がまだ100万人いるというのがオチになっています。 高知市の横山隆一記念まんが館では横山隆一さんの代表作「フクちゃん」の戦後、新聞などで連載されていた作品の原画や単行本など195点を展示しています。 今回、展示されているのは戦後10年ほどの作品で、紙が不足した時代に地図が印刷された紙の裏側を使い仕上げた漫画本や戦時中は禁止されていた英語のタイトルが使われたものなど作品を通して当時の生活を感じることが出来ます。 ■横山隆一記念まんが館 田所菜穂子館長 「戦争が終わった、高度成長期になった、の間であまり日常生活に注目されることがない時代だと思うので、この時代を感じて もらえれば」 企画展「フクチャンとフクちゃん はざまの時代」は12月1日まで開かれています。