マドンナの弟クリストファー・チッコーネが死去 昨年の兄の訃報に続く
現地時間10月4日(金)にマドンナの弟でインテリアデザイナーやアーティストとして活躍していたクリストファー・チッコーネが亡くなった。63歳だった。 【写真】絶対不屈のクイーン・オブ・ポップ、マドンナの歴代コスチュームを総まとめ
彼の代理人はチッコーネががんで亡くなったことを認め「夫のレイ・トラッカーに見守られ、安らかに息を引き取った」とコメントしている。マドンナをはじめとする兄弟姉妹や父親のシルヴィオ・チッコーネも最期に立ち会った。 近年、マドンナの周りでは訃報が続いている。9月にはマドンナの義理母であるジョアンががんのため81歳で亡くなっている。兄のアンソニーも咽喉がんなどで昨年2月にこの世を去った。
マドンナはインスタグラムにクリストファーとの2ショットを投稿、追悼メッセージを発表した。「弟のクリストファーが亡くなった。彼は長い間、私にとって最も身近な人間だった。私たちの絆を説明するのは難しい。それは、私たちが他と違っていて、社会が現状に従わない私たちに辛い時間を与えようとしているという理解から生まれたものだった。私たちは互いの手を取り合い、子ども時代の狂気の中を踊り明かした」「私たちは共に最高の高みに舞い上がり、最低のどん底に落ち込んだ。そしてどういうわけかいつもお互いを再発見し、手を取り合って踊り続けた」。マドンナはダンスが2人を結びつけたと綴っている。そしてまずマドンナが、続いてクリストファーがニューヨークに出てきてからは「エイズの蔓延という狂気」を共に経験し、「カトリック教会や警察、 保守的な大衆、芸術の自由を邪魔するすべての権力者」に一緒に抗ったと振り返っている。
クリストファーは大学でダンスを勉強、キャリア初期のマドンナをバックダンサーとして支えていた。マドンナの楽曲「Everybody」や「Lucky Star」などのMVにも出演している。その後アーティストに転身、マドンナの1990年のツアー「Blond Ambition World Tour」のアートディレクションや1993年の「The Girlie Show」のプロダクションデザインを担当している。同時にマドンナのドレッサーやクリエイティブコンサルタントも務めていた。