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イスラエル軍によるイランへの反撃を見守るネタニヤフ首相（中央左）ら＝26日、テルアビブ（提供元により画像の一部が加工されています、首相府提供・共同）

イランのミサイル発射を受け起動した迎撃システム＝1日、イスラエル中部アシュケロン（ロイター＝共同）

テレビ演説するイスラエルのネタニヤフ首相＝17日（イスラエル首相府提供、共同）

　【エルサレム、テヘラン共同】イスラエル軍は26日未明（日本時間同日朝）、イランの軍事施設への「精密攻撃を実施している」と発表した。イランによる継続的な攻撃への反撃だとしている。国営イラン放送は、イスラエルが首都テヘラン郊外の3カ所を攻撃しようとしたが、防空システムが発動したと報じた。イランが再報復に踏み切るかどうかが焦点で、報復の連鎖による衝突拡大が懸念される。 【写真】爆発音が聞こえたテヘランの夜景　建物密集地で爆発、炎に黒煙

　イラン軍事筋は共同通信の取材に、イスラエル軍の反撃は「限定的で、死者や被害の報告はない」と述べた。 　イスラエルメディアなどによると、反撃の主な標的はイランの防空システムと革命防衛隊の基地で、核施設やエネルギー関連施設は含まれなかった。イスラエル軍は反撃の「第2波」としてイラン南部を攻撃した。イスラエル軍は、イランが昨年10月以降、親イラン武装勢力を使ってイスラエルを攻撃していると非難し、主権国家として「対応する権利と義務がある」と主張した。 　米FOXニュースはイスラエルがイラクやシリアも攻撃したと報じた。