政治刷新本部が論点整理“派閥は「政策集団」で残す案”示される
日テレNEWS NNN
派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受け、自民党は「政治刷新本部」で論点整理を行いました。「派閥」の全面解消には踏み込まず「政策集団」として残す案が示されました。 141人が出席した会合で示された論点整理では、派閥による政治資金パーティーの全面禁止、派閥が閣僚人事等で推薦名簿を提出することなどの禁止、派閥の収支報告書に外部監査を導入することなどが打ち出されました。 また、法令違反を犯した派閥に対して党が解散や活動休止を要求する仕組みの導入が明記されています。 一方、派閥のあり方について「いわゆる『派閥』の解消」と記す一方で、「『派閥』から真の『政策集団』へ。カギは政策集団が『お金』と『人事』から完全に決別すること」とも書かれており「派閥」の全面解消には踏み込まず「政策集団」として残す案が示されました。 自民党(無派閥)・青山繁晴議員「総理自ら決断して派閥の全廃をまず打ち出して、その上での政治刷新ですということを申し上げました」 自民党・土田慎議員「今回の一連の騒動を派閥に帰着させて、それで解決にするっていうのは多分根本的な解決にはなってなくて」 自民党・大西英男議員「何よ総裁、本部長が自分の派閥だけ解散してさ、あとは野となれ山となれって。こんなことじゃ本当の改革できないよって」 刷新本部は、23日にもう一度議論を行った上で今週25日に中間取りまとめを行う方針です。