【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】那須萌美「GⅠの前に試せてよかった」ギア盤を戻して追い込み脚が戻る
<30日・小倉競輪・2日目> <記者コラム・森川和也の追走一杯> ガールズ予選2の1Rは、初日4着に敗れていた那須萌美がこん身の追い込みで白星奪取に成功した。 前日は太田美穂の5番手捲りを追走しただけの4着で「脚を使わずに終わった」と悔しがったが、この日はうっぷんを晴らすかのような走り。真後ろから仕掛けてきた太田にHSで飛び付くと、車間を空け気味に追走して終4角から一気に差し切った。 「あのフレームにしてから、飛び付いたら脚がいっぱいになる」とGⅠオールガールズ・クラシックから投入した自転車に首をかしげたが、「フレームは流れる。でも、もう一回踏む脚がまだない」と最終評価は持ち越し。ただ初日に初めて使った重たいギア盤は、2日目から以前のものに戻して「感じは全然良かった。GⅠ(パールカップ)の前に試せたので、それは良かった」と十分な収穫を得ていた。▼8R決勝は「人を頼りにする気持ちが出ないように、自分で組み立てることを考えて」と作戦を練る。先手から巧みに抜け出し、柳原真緒の追撃を振り切れば3―1=245。 ▼6R(山崎翼)米村光星が巧者・屋良朝春の授けた作戦通りに組み立てれば、2日目同様に主導権を奪える。山崎翼が番手で恵まれて2勝目ゲットだ。4―6=127。