今夏で移籍か バイエルンMFゴレツカの獲得に欧州の複数クラブが関心
在籍6シーズンの主力MF
今夏の移籍市場で新戦力を次々に獲得したバイエルン・ミュンヘンは、その一方で余剰人員の整理が急務となっている。同クラブのウリ・ヘーネス名誉会長は、現地メディアに対してチームのスリム化と運営資金の確保のために現有戦力の売却が必要であることを強調している。 「マックス・エバール取締役やクリストフ・フロイントSDは、選手を一人もしくは複数放出した後でのみ新たに選手を獲得できるということをしっかりと理解している。バイエルンは浪費家ではない」(ドイツ紙『Bild』より) 現在、同クラブとして適正と思える移籍金が提示されれば移籍を容認するという方針の選手が複数いて、既にヌサイル・マズラウィやマタイス・デ・リフトらの名前が売却候補として取り沙汰されている。 2018-19シーズン開幕前にシャルケからバイエルンに加入して以降、バイエルンの中盤を担ってきたレオン・ゴレツカにも今年夏でバイエルンを去る可能性がある。昨季急成長を遂げたアレクサンダー・パブロビッチ、フラムから新加入のジョアン・パリーニャとのレギュラー争いに勝てるか定かではなく、移籍を決断するのではないかと見られている。 こうした中、ドイツ紙『Süddeutsche Zeitung』は、スペインのアトレティコ・マドリードがゴレツカの獲得を検討していると報じている。ドイツ紙『Bild』もこのアトレティコのゴレツカに対する関心を伝えているが、今のアトレティコが補強を最優先に考えているのは中盤のセンター以外のポジションであることから、移籍が実現するかは疑わしいとも指摘している。また、アトレティコ以外にもイタリアのナポリがゴレツカを補強候補としてリストアップしているとも同紙は伝えている。 2026年6月末までバイエルンとの契約を残すゴレツカだが、今夏で他クラブに移籍するのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部