研究用原子炉が自動停止 中性子量の増加を検知 茨城
日本原子力研究開発機構は25日、運転中の研究用原子炉「JRR―3」(茨城県東海村、熱出力2万キロワット)が自動停止したと発表した。 原子炉内の中性子量が増加したことを示す信号を検知したという。原子炉は正常に冷却されており、周辺への影響は確認されていない。機構は誤検知の可能性もあるとみて原因を調べている。 原子力機構によると、同日午後3時10分に中性子量が増えたことを示す信号が出て自動停止した。原子炉の出力が上がるなど、実際に中性子が増加した状況は確認されていないという。