シュツットガルトFWウンダブが残留希望 「残れることを望んでいる」 注目されるブライトンとのクラブ間交渉の行方
今季は大活躍
29日(現地時間)、来月開幕するEURO2024に向けたドイツ代表の直前合宿に参加しているシュツットガルトのFWデニス・ウンダブが定例記者会見に出席し、自身の去就について発言した。 ウンダブは、今季開幕前にMF三笘薫の所属するブライトンから期限付き移籍でシュツットガルトに加入。ブライトンで出場機会に恵まれずに溜まっていた鬱憤を晴らすかのように今季は躍動し、公式戦33試合に出場して19ゴール10アシストを記録。FWセール・ギラシ、MFクリス・ヒューリッヒとともに攻撃の主軸としてシュツットガルトの今季ブンデスリーガ2位フィニッシュに大きく貢献した。 ウンダブのレンタル期間は今季終了まで。契約の中には買い取りオプションが含まれていて、2000万ユーロ(約34億円)程度が必要になるだろうとドイツメディア『SPORT BUZZER』は伝えている。 こうした中、会見の場で自身の去就について尋ねられたウンダブは、「人生に確かなことなんてないよ」と発言した後で以下のように語った。 「僕についての話し合いがクラブ同士で行われているから、何が起きるのか見ていてほしい。僕は自分の希望は伝えてあるし、立場も明確にした。シュツットガルトに残れることを望んでいる。それが僕の目標なんだ」 ブライトンではロベルト・デ・ゼルビ監督が今季限りで退団し、後任はまだ決まっていない。また、シュツットガルトもウンダブの買い取りに必要な資金を捻出するために他の選手を売却する必要があることから、ウンダブの去就はすぐには決まらないと見られている。 来季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場するシュツットガルトにとってウンダブが必要不可欠な存在であることは間違いないが、果たして本人の希望通りシュツットガルトに残留となるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部