【イベントレポート】「ドクターX」米倉涼子ら親戚のような絆にしみじみ、染谷将太・西畑大吾は初参加に喜び
「劇場版ドクターX FINAL」の完成披露試写会が、本日11月19日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの米倉涼子、田中圭、内田有紀らが登壇した。 【画像】「ドクターX」初参加への喜びを語った西畑大吾 「劇場版ドクターX FINAL」では、“絶対に失敗しない”孤高のフリーランス外科医・大門未知子の誕生の秘密や壮絶な半生が描かれる。2012年から未知子を演じてきた米倉は「いよいよ本当に最後になっちゃうのかなって。1シーン1シーン噛み締めるように撮影しました。こうして皆さんにお披露目できたことで『ファイナル』という感覚が押し寄せてきます」としみじみ。田中は「自分も年齢を重ねて40歳になり、ほかの現場に行くと後輩が増えてきました。これだけ素晴らしい先輩たちの中で若手感覚でいられるのは『ドクターX』しかなくて……」と吐露する。内田も「こうして集まるとみんな言いたい放題で、本当に家族みたい。1ページずつ思い出アルバムを作っていこうと思います」とほほえんだ。 劇場版から参加した染谷将太と西畑大吾(なにわ男子)は、オファーを受けたときの驚きと喜びを口々に語る。染谷は「まさか『ドクターX』に自分が飛び込むとは。皆さんすごく優しくて。“大家族”に受け入れていただけました」と現場の温かさを述懐。西畑は「父が『ドクターX』をずっと観ていたので親孝行できました」と声を弾ませ、「『なんて呼ばれてるの?』とか皆さん気さくに話しかけてくださいました。『だいちゃんって呼ばれてます』と答えたら、米倉さんと内田さんが『だいちゃん』と呼んでくださって。人生で一番うれしい『だいちゃん』でした」と笑顔。米倉は「だいちゃんは目が透き通りすぎで、ぶっ倒れそうになりました(笑)。染谷さんは存在感がすごすぎて……こちらはこちらでまたぶっ倒れそうでした」と共演の感想を伝えた。 舞台挨拶には、レギュラーキャストの今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、遠藤憲一、そして脚本家の中園ミホ、監督の田村直己も参加。今田は「大門先生にメスやモノポーラをお渡しするのもこれが最後かなと、寂しく思いながら大事に撮影しました」と惜しむように振り返る。一方、岸辺は「半分は寂しさもありますが、もう半分はここからみんな前に進んで行くっていういいタイミング。ただ12年続いただけじゃなく、信頼や絆みたいなものが育ったと思います」と晴れやかにコメント。鈴木も「『私、失敗しないので』と12年間言い続けてきた米倉さんの責任や緊張がやっと肩から下りるなら、ここで『ファイナル』にするのはいいタイミングなのかもしれない」と座長をねぎらった。 また遠藤は「僕、人見知りなんです。この組は12年やってるから、こんなに気を使わないのは初めて! だから終わらないでほしい。何も考えないで参加できるんで」と言い放ち、米倉を「何も考えないで仕事してるの!?」とぎょっとさせるも、「またやれるといいんですけど。でも『ファイナル』って決まっちゃってるんでね」とマイペースに話し続けて笑いを誘う。和気あいあいとした現場は本編にとどまらず、勝村はスピンオフドラマ「ドクターY~外科医・加地秀樹~」の撮影で及川光博とのおしゃべりが止まらなかったことに触れ、西畑から「(撮影直前の)3、2……の『2』までしゃべってましたよね」とバラされる一幕も。 終始笑い合うキャスト陣を眺めながら、中園は「仲のいい“親戚”なので、お仕事じゃなくてもこの関係は続くと思う」、田村は「この方たちとまたやるのは大変なことだなと……それぐらい個性豊か。よくぞここまでやってきたと自分を褒めたい!(笑)」とそれぞれ述べた。 「劇場版ドクターX FINAL」は12月6日に全国で公開。「ドクターY~外科医・加地秀樹~」の新作はテレビ朝日系で11月30日に放送される。 (c)2024「劇場版ドクターX」製作委員会