ヤイコが15周年LIVE「大阪の小さな部屋で鳴らした音が原点」
娘が遊んでいる姿を見ていて浮かんできた曲も
──いよいよニューアルバムがリリース!(デビュー15周年記念アルバム「TIME CLIP」3月2日発売) レコーディングが始まりました。1年前くらいから書き溜めていた曲がちゃんと収まる所におさまってます。自然な感じでその曲があるべき姿でレコーディングできそうな気がしていて、予感としては、ふんわり柔らかい曲というよりは“強め”の曲が多くなりそう。聴いてくれた人に喜んでもらえるようにを基準に、私のちょっとヘンな部分をきちんとポップにお見せできてるというか(笑)弾き語りツアー中に書いた、旅で得た気持ちが還元されている曲もあります。 参加している人も、昔から一緒にやってくれてる人もいれば、新しいアレンジャーさんがいたり、カラフルな一面を持った一枚になりそう。まじでまじですごい内容のアルバムになる予感がムンムンしているので期待して待っていてくれると嬉しいです。「レコ発ライブ」もやりたい。 ──娘さんが遊んでいる姿を見ていて浮かんできた曲もあるとか。よく娘さんからインスピレーションを? いっぱいあります。育てているようで育てられている感、そんな感じも(笑)。もう6歳で来年小学校、毎朝起きられるかなと心配しているダメな親です(笑) ──ヤイコさんの曲は「歌詞」もいろんな感情が表現されていて印象的です。 いい感情もあれば、けっこう醜い感情って隠されがちですけど、絶対みんな持っていて、「明日も頑張ろうぜ、きっと夢は叶うぜ」っていう曲もいいと思うんですけど、そればっかりじゃなくてもいいかなと思って。 ──孤独だなって人とかコミュニケーションが苦手な若者も増えています。「音楽」はそんな人たちの力になれると思うのですが。 そう思います。音楽は人を繋ぐパワーがあるから。出来あがったものを聴いて“同じことを考えてる人がいる”って思ったり、共有したり、一緒に歌うことでも繋がれるし、一緒に楽器をやるでも繋がれる。「音楽」は底知れぬパワーの持ち主だと思います。