〔NY外為〕円、151円台前半(4日朝)
【ニューヨーク時事】4日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、日銀の利上げ見送り観測が高まったことを受けて円売り・ドル買いが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=151円台前半に下落している。午前9時現在は151円00~10銭と、前日午後5時(149円58~68銭)比1円42銭の大幅な円安・ドル高。 時事通信が、日銀が今月18、19日の次回金融政策決定会合での利上げを見送る可能性があると報じ、海外市場では日銀が現行の金融政策を当面維持するとの観測が台頭。円を売ってドルを買う動きが強まった。ニューヨーク市場に入ってからも円安・ドル高地合いが継続している。また、米長期金利の上昇もドル買いを支えている。 米民間雇用サービス会社ADPが午前発表した11月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数(季節調整済み)は、前月比14万6000人増と、市場予想(ロイター通信調べ)の15万人増をわずかに下回った。発表を受けて、円は若干買い戻される場面もあった。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0480~0490ドル(前日午後5時は1.0504~0514ドル)、対円では同158円30~40銭(同157円18~28銭)と、1円12銭の円安・ユーロ高。