「1000万だすから“お受験”しなさい」孫の教育に口を出す金持ち義父母がムリすぎる!
学習テクノロジーの進化
といっても、公立だと勉強が心配と考える人が多いから、みんな子供をお受験させたり、都内の中高一貫に行かせたいとか、有名大学の付属に入れたいと思うかもしれませんが、もう時代が変わりました。今は日本中のどこに居ても、エース級の講師の授業が受けられる時代なのです。例えばリクルートのスタディサプリなどは安価な料金で動画の授業が受け放題ですし、昔からの予備校や塾などもどこに住んでいても効率の良いカリキュラムで質の良い学習ができるプログラムを出しています。東京の学校に行かなければ一流の授業を受けられないという時代は正直終わったと私は思っています。 ひび割れパイナポーさんと配偶者さんが準備すべきは、快適な通信環境と通信教材の費用と学習用の端末と自分で勉強するための学習環境です。子供は親の背中を見て育つということもあるので、パイナポーさんも一緒に勉強したり、本を読んだりすると楽しいかもしれません。そういった学習環境を考えても、栃木というのはとても良い環境だと思うんですよね。住環境で見ても、ある程度のスペースは取れるし、遊戯施設などの誘惑も多くないです。 そう考えると都内の学校だけが将来のための選択肢ではないと思うんです。大人だってテレワークの時代に子供に通学で負荷をかける意味がわかりません。お義父さん、お義母さんに「都内の小学校に通わせるという発想は古い」ということを教えてあげてください。またエンターテインメントなので、全て鵜呑みにするのは良くないですが、漫画の『ドラゴン桜』なんかを読むと、受験や学歴に対するコンプレックスが薄らぎます。特に『ドラゴン桜2』は今風の勉強方法についても記載があるので、大いに参考になるのではないでしょうか。
問題は配偶者
あなたの相談を読むと問題は配偶者です。共働きで家計を支えているあなたを自分の両親が良く思っていないということも放置していますし、お小遣い感覚で両親からお金を貰っていることもよくありません。世帯年収700万円だと、贅沢はできないかもしれませんが、そんなには困らないはずですよね。お小遣いを貰うことが、配偶者の両親の干渉の根拠になっているということをはっきりと配偶者に伝えましょう。 もし話し合いをして、決定的に価値観が合わないということなら、根本的な関係を見直すことも必要ではないかと思います。あなたはしっかりと自立心があって、身の丈にあったお金の使い方をしたいのに、そうでない配偶者と一緒にいるとストレスが大きいと思います。子育てはこの先20年弱で終わりますが、配偶者とその両親との付き合いはもっと長く続きます。あなたはその長い年数をストレスフルなまま生きるのですか? それに耐えられますか? 「私が我慢すれば」という生き方は寿命も縮めますし、教育上も良くないと思います。 いきいきと働いて、学んで、そういう母親でいることが一番の教育です。逆に、独立してからも親にお小遣い感覚でお金を貰うあなたの配偶者を、子供はどう見るでしょうか? そういった視点に立って、配偶者を説得をしてみてください。それでも駄目なら、その時はまた考えましょう。