アンチェロッティ、今年わずか3得点のベリンガムに…「むしろこれまでの得点ペースがサプライズだった。彼のプレーは凄まじいよ」 | ラ・リーガ
13日のラ・リーガ第31節、レアル・マドリードは敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、チームがミッドウィークに行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、マンチェスター・シティとの2ndレグを意識することなく、目前の一戦だけに集中すべきと強調した。 「激しく、厳しい試合になるだろう。今回の対戦相手はコレクティブにプレーする意識がしっかり植え付けられている。彼らの長所に関して、私たちも同等のパフォーマンスを発揮できるよう試みるよ」 「私たちは全選手が起用可能だ。チームのプライオリティーはマンチェスターではなく明日の試合にある。私たちはラ・リーガを争っている真っ最中なんだよ。繰り返すが明日は全員が起用可能であり、私は最高のチームを組むつもりだ。もちろん、ミリトンも起用可能な状態となっている」 アンチェロッティ監督はまた、今年に入り数字的な結果が出ていないMFジュード・ベリンガムについても言及。2023年、レアル・マドリードで21試合で17得点という脅威的な得点力を発揮したイングランド代表MFだが、2024年は12試合で3得点を決めるのみにとどまっている。 「得点のペースは落ちたが、しかし最初のペースがサプライズだったんだ。彼は自分の仕事をしっかりこなしている。今はもっと中でプレーしているが、そのフットボールの質はとても凄まじく、欠けているものは何もない。唯一ゴールがそうかもしれないが、遅かれ早かれ決めてくれるだろうよ」 アンチェロッティ監督はシティとのファーストレグで、FWロドリゴを左サイドハーフ、FWヴィニシウス・ジュニオールを左のセンターフォワードで使う新システムを使用。ブラジル人FWコンビは、カウンターを中心にして、どちらも左サイドで輝きを放った。 「ロドリゴを今後も左サイドで起用する可能性はある。ヴィニシウスはとても謙虚で、自分が中央でプレーすることがチームのためになることを理解してくれた。あのシステムは彼ら2人と話し合ったことで、どちらも同意してくれたよ」 CL準々決勝1stレグでは、FWキリアン・エンバペ、FWアーリング・ハーランド、MFジュード・ベリンガムの3選手全員が存在感を失っていた。だがアンチェロッティ監督は、その3選手がこれから活躍することを示唆している。 「まあ落ち着こうじゃないか。彼らは最高のバージョンではなかったかもしれないが、また新しい試合がこれからやって来る。君(質問した記者)が言ったその3選手について、しっかり注意しておいてくれたまえ」