県勢、男女とも2回戦敗退 全日本高校バレー
バレーボールの全日本高校選手権第2日は6日、東京体育館で2回戦が行われ、本県代表は、男子の山形城北が清風(大阪)に0-2で、女子の米沢中央が下北沢成徳(東京)に0-2で、それぞれ敗れた。 【男子・山形城北】果敢に挑むも力及ばず 山形城北は格上の清風(大阪)に果敢に挑んだが、攻守両面で力及ばずストレート負けした。前日の1回戦で、10大会ぶり3度目の出場で大会初勝利を挙げて爪痕は残したものの、主将の太田絢斗は「ベスト8を目指していたので、悔しい気持ちの方が勝っている」と唇をかんだ。 一方で安部功監督は2年生エースの佐藤純大について「非常に力がある中で、相手の高いブロックに対してブロックアウトを狙って打てるようになった」と大会を通じての成長に目を見張った。新チームでも大黒柱となる佐藤純は「どんな展開でも逃げず、勝負ができるエースになりたい」と意欲を燃やした。 【女子・米沢中央】強化した守備力、強豪相手に通用
米沢中央は過去4度の優勝を誇る強豪の下北沢成徳(東京)に、地力で上回られた。第2セットは21―18とした後に逆転されて失い、石田和也監督は「それまで攻めの姿勢で戦えていたが、気持ちの部分で守りに入ってしまった」と課題を口にした。 それでも重点的に強化した守備力は発揮した。相手の力強いスパイクを粘って拾い得点につなげる場面もあり、主将の佐藤鈴は「負けてしまったが、やってきたバレーはしっかり出せた」とうなずいた。終盤に相手の高いブロックに阻まれた2年生アタッカーの岡崎芽依は「次は自分が引っ張る存在になってリベンジしたい」と意気込んだ。