【箱根駅伝】花の2区“ごぼう抜き”歴代最多は何人? 前回大会は國學院大・平林ら3選手が8人抜きを達成 今回は駒大・篠原や東京国際大・エティーリらエントリー
2025年1月2、3日に行われる第101回箱根駅伝。12月29日には区間エントリーが発表され、いよいよ101回目の大会が近づいています。 【画像】1区を駆け抜けた篠原倖太朗選手、吉居大和選手、佐藤悠基選手 過去、数々の名ランナーがしのぎを削り合った花の2区。学生駅伝3冠に王手をかけている國學院大學は主将の平林清澄選手(4年)、前回2位の駒澤大学は篠原倖太朗選手(4年)、前回3位の城西大学はヴィクター キムタイ選手(3年)、1年時から異次元の走りを見せる東京国際大学のリチャード エティーリ選手(2年)など、区間エントリーの段階で各大学のエースが名を連ねました。 連覇を目指す青山学院大学は黒田然選手(1年)を登録。兄であり前回2区区間賞の黒田朝日選手(3年)は補欠登録となり、当日変更での起用となるのか注目されます。
■過去のごぼう抜き最多は?日大の留学生が史上最多20人抜き
箱根路を盛り上げるのが、ごぼう抜き合戦。1区から集団でくる可能性が高い2区では、過去数々のごぼう抜きがみられました。 歴代最多20人抜きが達成されたのは第85回大会。記念大会により例年20チームだった出場枠が23チームに拡大。日本大学は1区22位と苦しいスタートになりますが、2区ギタウ ダニエル選手(当時3年)が次々とランナーを抜き去り、2位でタスキリレー。1時間7分4秒の区間2位の走りで、史上初の20人抜きを達成しました。 歴代2位で日本人最多17人抜きを記録したのは、第87回大会の東海大学・村澤明伸選手(当時2年)です。20位最下位でタスキを受け取ると、順位を3位まで押し上げる17人抜きの快走。1時間6分52秒の区間賞の走りでした。 前回第100回大会では、2区を走った國學院大學の平林選手、東洋大学の梅崎蓮選手(現在4年)、早稲田大学の山口智規選手(現在3年)の3選手が8人抜きを達成。黒田選手は区間賞の走りで、9位から2位へ7人抜きの快走をみせ、チームを勢いづける走りをみせました。
■前回は先頭から13チームが1分以内 101回大会も1区から混戦の可能性
近年ハイレベルな争いとなっている1区にも注目です。 【過去5大会】 1区の先頭から1分以内のタスキ渡し完了チーム数 100回 13チーム 99回 17チーム 98回 6チーム 97回 15チーム 96回 10チーム 98回大会では、吉居大和選手が1時間00分40秒の区間記録をたたき出しましたが、それでも1分以内に6チームがフィニッシュ。前回は駒澤大学の篠原選手が1時間01分02秒の快走で区間賞を獲得したものの、1分以内に13チームがタスキリレー。99回大会では明治大学の富田峻平選手(当時4年)が1分02秒44のタイムで先頭でタスキを渡すと、なんと1分以内に17チームがタスキ渡しをしました。 101回大会で序盤から主導権を握るのは、どの大学となるのでしょうか。 ▽各大学12月29日の区間エントリー発表での2区選手 黒田然(青山学院大学1年) 篠原倖太朗(駒澤大学4年) ヴィクター キムタイ(城西大学3年) 梅崎蓮(東洋大学4年) 平林清澄(國學院大學4年) 小泉樹(法政大学4年) 山口智規(早稲田大学3年) 浦川栞伍(創価大学1年) 山中博生(帝京大学4年) 棟方一楽(大東文化大学2年) 馬場賢人(立教大学3年) ダンカン マイナ(専修大学1年) ジェームス ムトゥク(山梨学院大学3年) 山崎丞(日本体育大学3年) 吉田礼志(中央学院大学4年) 溜池一太(中央大学3年) シャドラック キップケメイ(日本大学2年) リチャード エティーリ(東京国際大学2年) 宮本陽叶(神奈川大学3年) 玉目陸(順天堂大学1年) 森川蒼太(関東学生連合チーム・流通経済大学4年)