情熱に従うな、子どもは私立にやるな… NYUのスコット・ギャロウェイ教授が送る、驚くべきアドバイス(海外)
アメリカ、ニューヨーク大学のマーケティング学の教授スコット・ギャロウェイ氏は、情熱に従ったり、全財産を賭けたり、お金をかけて子どもを私立の学校にやったりしないよう警鐘を鳴らした。 ギャロウェイ氏は、成功への道において"拒絶"は避けられないとも語った。 ギャロウェイ氏がポッドキャストで語った、4つのアドバイスを紹介しよう。 ほとんどの人は情熱を仕事に変えるべきでないし、1つの投資に全財産を賭けたり、人生において"拒絶"は回避できると期待したり、お金をかけて子どもを私立の学校にやろうとすべきではないと、スコット・ギャロウェイ氏は言う。 ギャロウェイ氏はニューヨーク大学スターン経営大学院のマーケティング学の教授で、『Pivot』や『The Prof G Show』といったポッドキャストのホストでもある。最近では、ポッドキャスト『Modern Wisdom』で、若者たちに率直かつ驚くべきアドバイスを送っている。
1. 情熱はあとからついてくる
情熱を追いかけても報われることは滅多にないと、ギャロウェイ氏は強調する。 「自分の情熱に従えと言う人は大抵、すでにお金持ちだったり、鉄を作って何十億も儲けた人だということを覚えておこう」とギャロウェイ氏は語った。 情熱に従うよりも、十分な雇用のある業界で自分が秀でたキャリアを追求できるような才能を磨く努力をすべきだと同氏はアドバイスした。 「業界で上位10%、上位1%になれるような、自分が生まれつき得意なことを見つけて、それに集中しよう」 ギャロウェイ氏によると、人は地位や経済的安定をもたらし、人生の他の部分の要求を満たすことを可能にするキャリアに情熱を注ぐ。 「年齢を重ねるにつれ、わたしたちは子どもの世話に夢中になったり、パートナーと素晴らしいことをしたり、両親の面倒を見ることに一生懸命になって、優先順位が変わる」
2. 賭けは広く
ギャロウェイ氏は、1つの投資に純資産の3%以上を賭けることは絶対にないと言う。ポートフォリオを分散することで、利益をもたらさなかった賭けによる損失を気にせずに済むと説明した。 「ゼロになると胸を撃たれたみたいに衝撃を受けるけれど、自分には防弾ベストがある、とね。確かにびっくりする。でも、立ち上がって、あざはできていても自分は大丈夫だと思える」 「致命的なものはない。自分も2000年のインターネットバブルの崩壊、2008年の世界金融危機では打撃を受けて、もう二度と立ち上がれないかと思ったけれど」