東証上昇幅最大、終値751円高 米利上げ長期化の懸念和らぐ
連休明け10日の東京株式市場はほぼ全面高の展開となり、日経平均株価(225種)は大幅反発した。終値は連休前の6日に比べ751円86銭高の3万1746円53銭だった。上げ幅は今年最大で、約1週間ぶりの水準を回復した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化懸念が和らぎ、連休前終値からの上げ幅は一時800円を超えた。 東証株価指数(TOPIX)は48.11ポイント高の2312.19。出来高は約14億8400万株。 FRB高官発言を受け追加利上げへの警戒感が後退し、東京市場では朝方から買い注文が膨らんだ。 ここ最近の平均株価は、FRBの金融引き締めが長引くとの警戒感が重荷で下落基調だったため、買い戻しも入った。 イスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘拡大を受け、9日のニューヨーク原油先物相場が上昇したことを背景に、鉱業や石油などのエネルギー関連株や商社株に買いが集まった。