藤井王将「高槻市民に長く愛される場所となるよう活動したい」 関西将棋会館開館記念式典
将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=が17日、大阪府高槻市で、大阪市福島区から移転する関西将棋会館の開館記念式典に臨み、「将棋の魅力を発信する拠点。ファン、高槻市民に長く愛される場所となるよう活動したい」と意欲を語った。対局は12月3日から始まる。 また、隣接するJR高槻駅の「きた西口」の愛称「将棋会館口」のお披露目セレモニーにも出席した。JR西日本によれば、京阪神のJR駅出口に愛称がつくのは初めてで、高槻駅に停車する新快速電車の記念ヘッドマークも公開。高槻市のゆるキャラ「はにたん」があしらわれ、日本鉄道賞選考委員も務める藤井は「1編成しかないレアな車両になる。私自身、どこかで乗車できれば」と鉄道ファンらしい願望も語った。 その後、連盟会長である羽生善治九段(54)と谷川浩司十七世名人(62)によるこけら落とし記念対局が行われた。谷川は東西会館の建設委員長。「私自身、公式戦を楽しみにしている」。現役で指すモチベーションに挙げたこともあっただけに実感を込めた。(筒崎 嘉一)