【緊迫の映像】クマが目の前で仁王立ちに…「何十回も出会っているが初めて見た」目撃は過去最多ペース 秋は市街地に出没する懸念も
読売テレビ
カメラに映ったのは”仁王立ち”するクマ。撮影者が緊迫の瞬間について語りました。 10日の早朝、兵庫県養父市で撮影された映像です。 民家をうろついていたのはクマ。 撮影者に気づいた次の瞬間、“仁王立ち”に。 クマに遭遇した長島敏行さん 「立ち上がると1mぐらいになるので、そのままこっちに来たらさすがに怖い」 撮影したのは新聞配達員の長島さん。 クマに遭遇した 長島敏行さん 「左手の軒先から前の道を横切って民家のスロープのところに。その場を立ち去ろうという気配がなかったので、そのまま動画を撮影していた。窓は開けっぱなしです」 クマを目撃した近所の人は…。 近所の人 「何十回もクマに出会っているけれど、クマが仁王立ちしたのは初めて見た」 「実際ばったり出会ったら怖い」 養父市は、対策としてオリを設置し、クマの捕獲を試みています。 養父市では、2024年7月にも70代の男性がクマに襲われ、顔や腕などに傷を負う重傷に。 市によると、11日までのクマの目撃件数は84件と例年の約4倍で、過去最多のペースとなってています。 さらに兵庫県は12日、クマのエサとなるドングリなどの木の実が14年ぶりの凶作になる予想を発表。今後も目撃数が増える恐れがあると注意を促しました。 環境省によると、クマの出没件数は京都府が全国2位となるなど近畿でも増加しています。秋のクマは冬眠に備えエサを探し回るため、市街地での出没も懸念されており、より一層の注意が必要です。